商品コード:1417-007n[ETERNA] H.コルム(cemb) / バッハ:フランス組曲BWV.812~817
商品コード: 1417-007n
商品詳細:シンプルな曲ほど実は演奏が難しい。グールドのように(敢えて言うならば)逃げるのも一つの方法だが、正攻法で聴かせるには、演奏者に相当の技量が必要となる。このコルムはまさに直球、楽譜に直結したような非常に真面目な演奏である。淡々としているが飽きることがない。おそらく邪念がないのだろう。古い録音のせいもあるが、チェンバロの音で聴かせるアルバムではない。しかし引き込まれてしまう。1965年モノラルのみ発売。ヘルベルト・コルム(1914 - 1982)はドイツのライプツィヒで生まれたオルガン奏者、チェンバロ奏者、作曲家、指揮者であった。1930年から1934年までライプツィヒの教会音楽研究所で学び、カール・シュトラウベとギュンター・ラミンにオルガン、カール・アドルフ・マルティエンセンにピアノ、クルト・トーマスに合唱指揮、ヨハン・ネポムク・ダヴィッドとフリッツ・ロイターに作曲を学んだ。1927年までに彼はライプツィヒの聖マタイ教会の副オルガニストになっていた。1932年から1935年までトーマス教会のトーマスカントル、ラミンの助手を務めた。1935年にドレスデンの聖十字架教会の首席オルガニストに任命されたことが、彼の創作活動の始まりとなった。彼は1982年4月に67歳で亡くなるまでその職に留まった。1954年から1956年にかけてドレスデン音楽院の講師を務め、1956年から1958年までは同校でオルガンを教えた。また、1949年から1961年まではシュパンダウアー教会音楽学校でオルガンを教え、1960年には教授に就任した。 1964年にはドレスデン音楽大学でチェンバロの指導を開始し、同年にはヨハン・セバスチャン・バッハ国際コンクールの審査員にも任命された。ジルバーマン・オルガンによるバッハのシリーズでも多くの録音を行った。1973年、コルムはドイツ民主共和国芸術賞を受賞した。ドレスデンには、彼に因んで名付けられたヘルベルト・コルム通りがある。この録音は1963-4年頃のモノラル録音でETERNAで最初のバッハ:フランス組曲の全曲録音となった。アカデミズムに籍を置いたチェンバロ奏者らしからぬ、なかなか聴かせる演奏である。学研色は確かにあるが、それでも鑑賞を愉しむに充分な情感も持った演奏である。確かにテンポは一定であり、装飾音もほとんどないが、シンプルかつ直接的で峻厳な曲想を包括した正しいアプローチであったと思われる。使用楽器はアイゼナッハのバッハ博物館が所蔵する2段鍵盤チェンバロでモダン・チェンバロではない。ステレオは存在しない。
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