商品コード:1417-013[DGG] K.ベーム/ モーツァルト:レクイエムK.626
商品コード: 1417-013
商品詳細:ベームのモツレクはPHILIPSのジュビリー参加モノラル録音が最初。今では幻のアイテムとなってしまった。これは2回目の1971年録音。前回と同じくウィーンpo.とウィーン歌劇場cho.を振る。非常に遅いテンポで重厚感を盛り上げる。歌手達も合唱団も思い思いにヴィブラートを使い、古典的な気分。'70年代当時としては最大規模で、壮麗さを前面に出した重いレクイエム。マティスの綺麗なソロに爽やかさが感じられる。ベームはモーツァルトの交響曲全集をベルリンpo.と録音するなどモーツァルトにおいてはリーダー的資質を見せた指揮者である。「レクイエム」はPHILIPSのモーツァルト・ジュビリー・シリーズで既にウィーンso.と1956年11月の歴史的モノラル録音を残したオーソリティーであった。DGGへ移籍して迎えた1971年今度はウィーンpo.と再録音を行った。前回はI.マラニウク(ca)W.クメント(t)K.ベーメ(bs)などの歌手陣であったが、今回はE.マティス(s)J.ハマリ(ca)W.オフマン(t)K.リーダーブッシュ(bs)の4人。合唱はウィーンフィル付きのウィーン国立歌劇場合唱団である。実の所、ベームの「モツレク」といえばPHILIPSではなく、DGGのこの録音を指すようであり、実はPHILIPSの旧録音を知る人の方が今は少ないようである。PHILIPSの旧録音はとにかく重厚でどっしりした演奏であったが2回目録音は軽やかになっている。時代の要請なのだろう。1971年に旧録音のような重たい演奏は実現不可能になっており、やりたくとも出来ないことと、時代的にあまり重たい演奏は好まれなくなっていた。だからベームの「モツレク」=DGGという図式が出来たのだろう。それでも聴いてみると1971年時点ではなかなかの重厚といえる様である。ベームは同時期にウィーンフィルとベートーヴェンの交響曲全集を録音していた。この録音は当時としては極端に遅いテンポである。オールドファンにとってベームの「モツレク」=PHILIPSだろう。しかし今となってはベームの「モツレク」=DGGがすっかり定着している。今はピリオド奏法による「モツレク」が当たり前なのかもしれない。総合的に見てDGG録音は時代のわりに重厚であり、極端に遅いテンポでPHILIPSの旧録音を彷彿とさせる人気の高い演奏として定着している。入手のしやすさも人気の一つだろう。
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