商品コード:1417-014[DGG] G.クレーメル(vn) K.カシュカシャン(va) V.アファナシエフ(pf)/ モーツァルト:Pf三重奏曲K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」, Vn・Va二重奏曲1番K.423, Vn・Va二重奏曲2番K.424
商品コード: 1417-014
商品詳細:ジャケットの写真を見ただけで、何かやってくれそうな気配を感じる。実際に見事なアンサンブルだ。K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」は本来ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲なのだが、この録音ではクラリネットの代わりにクレーメルのヴァイオリンが入る。ここではピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲とした編曲版での演奏。「ケーゲルシュタット・トリオ」の副題は曲には直接関係ない。ケーゲルンは「九柱戯」と訳され、ボウリングの原型のような遊びを指す。訳されるケーゲルシュタットは、ボウリングのように9本のピンを倒す遊びなのだそうだ。どこかの庭園で興じながら作った曲なのだろうか。友人のクラリネット奏者アントン・シュタットラーら仲間うちで演奏するために作曲されたからだと言われる。モーツァルトは、当時発明されて間もないこの楽器(クラリネット)に興味を持ち、幾つかのクラリネットの曲を残している。クラリネット五重奏曲K.581、クラリネット協奏曲K.622や、またオペラ「皇帝ティートの慈悲」K.621のクラリネット・ソロなどがあるが、この「ケーゲルシュタット・トリオ」はクラリネットを独立して扱ったおそらく最初の作品である。ここで使用される「ヴァイオリン版」には、モーツァルト自身が初版出版時にクラリネットの代わりにヴァイオリンでも演奏できる旨を出版社に承認していたことで、アルタリア社は楽譜の販売促進の為に「ヴァイオリン版」も発売したのが「ヴァイオリン版」の元らしい。「ヴァイオリン版」は編曲ではなく「校訂版」として扱われた為、特定の「編曲者」はいないようである。現代の楽譜(原典版)においてもメジャーなヘンレ社(エルンスト・ヘルトリッヒ校訂など)やベーレンライター社(ヴォルフガング・プラート校訂など)の楽譜も、モーツァルトの原典に基づいており、クラリネット譜をそのまま(あるいはヴァイオリン用に実音表記したパート譜を同封して)出版しているらしい。つまり、後世の誰かが手を加えた編曲作品ではなく、モーツァルト公認の「代替編成」としてそのまま演奏されているので、これらは編曲とされないものである。モーツァルトの初期Vnソナタがフルートでも演奏可能とした点と同様である。ただし録音の歴史上では「ヴァイオリン版」の録音は少ない。ここではG.クレーメル(vn)K.カシュカシャン(va)の二人によるVn・Vaの二重奏曲が全2曲収録されており、クレーメル(vn)とキム・カシュカシアン(va)の二人がメインのLPのため、このような構成になったと思われる。ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947-)はモスクワ生まれの男性ピアニスト。1980年代にギドン・クレーメルとの音楽的パートナーシップにより広く知られるようになった。キム・カシュカシアン(1952-)はミシガン州デトロイト生まれのアルメニア系アメリカ人。2013年にはグラミー賞最優秀クラシック器楽ソロ賞を受賞。世界トップクラスのヴィオラ奏者として知られている。
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