商品コード:1417-037[HM] J.アベル(vn) / ブラームス:Vnソナタ1番Op.78, 2番Op.100, 3番Op.108, F.A.E.のソナタ~アレグロ
商品コード: 1417-037
商品詳細:イェニー・アベル(1942-)はドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州ブレートシュテット生まれの女性ヴァイオリン奏者。7歳の頃からウルリヒ・コッホの下でヴァイオリンを学び、1957年からマックス・ロスタルに弟子入りしてベルン音楽院で学んだ。またヘンリク・シェリングの指導も受けた。1963年に音楽院を卒業。その後は独奏や室内楽の奏者として国際的に活動を続けている。アベルは1739年製のガルネリウスの「デル・ジェス」を使い、古楽スタイル風的でありながら、その実しっかり伝統のスタイルを堅持している。彼女独自の型なのだろう。過度な情緒性は排すもパターン的なアクセントは持たず、全体に抑制した表現に徹する。一聴物足りなさを感じるも、何度も聴き直したくなる普遍性を追求しているかのように感じる。ホカンソンも同じスタイル。鳴らし切る一歩手前で止める美学。米国に同姓同名の映画監督が存在するが他人である。アベルのブラームス:Vnソナタ集は全3曲のソナタの他、F.A.E.のソナタ~アルベルト・ディートリヒが作曲した第1楽章アレグロを弾いた2枚組である。演奏は全体に抑えた暗調な色合いで弱音を特に丁寧に奏で、ブラームスの持つ哀愁に寄り添っている印象。多くのヴァイオリン奏者が録音する曲であるが、ここではアベルの抑えた表情と米国生まれのレオナルド・ホカンソン(1931-2003)が音の短いモダン・ピアノとフォルテ・ピアノの中間的な楽器を使い、やや古楽風の雰囲気を出していることで、全体がくすんだセピア色の色調に染まった演奏となっている点が注目である。アベル自身ピリオド奏者ではないが、モダン楽器を使用しつつ、やや古楽スタイルを意識している雰囲気があり、通常のブラームスのVnソナタ集とは異なる雰囲気を醸し出している。情熱に深入りせず、しかしクールとも言えない折衷的な演奏となっている。Harmonia Mundiのレーベルポリシーにふさわしい演奏なのだろう。なお初出は独Harmonia Mundi:HM 30 952 XKのクリームレーベルだがいまだ入荷はない。Harmonia Mundi(ELECTROLAプレス):1C 151-99705-6が現実的選択となる。
J.アベルの在庫一覧へ














