商品コード:1417-043[HM] P.ミュレール(vc)/ フォーレ:エレジー, シシリエンヌ, セレナーデ, 子守歌, アレグレット・モデラート, ロマンス, 蝶々, フランク:Vcソナタ
商品コード: 1417-043
商品詳細:フィリップ・ミュレール(1946-)はフランス・アルザス地方・ミュルーズ生まれのチェリスト。パリ音楽院で名教師アンドレ・ナヴァラに師事。さらにポール・トルトゥリエや ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの薫陶も受けている。1970年にジャン=ジャック・カントロフ、ジャック・ルーヴィエとトリオを結成し。1976年からはEnsemble InterContemporain に参加し、創設者のピエール・ブーレーズのもとで現代音楽の演奏にも参加。その後も高い評価を得て演奏活動を続けた。1979年、ミュレールは師であるアンドレ・ナヴァラの後任として、パリ高等音楽院のチェロ科教授に就任した。35年以上にわたり後進を育成し、現代フランスを代表するチェリストたちを数多く輩出した。特に「フランス・チェロ派」の正統な継承者とみなされている。ミュレールの特徴はロストロポーヴィチ型の強烈な個性を前面に出すタイプではなく、美しいレガート、自然な歌い回しでポール・トルトゥリエに代表されるようなフランス・チェロ派らしい「品格」と「明晰さ」を備えたスタイルである。ジャック・ルヴィエとの共演による当録音は、ミュレールが30代前半の充実期に残した代表的な室内楽録音の一つ。技巧を誇示するのではなく、フランク特有の長大な旋律線や循環形式による構築感を重視した、極めてフランス的な解釈といえる。ルヴィエの透明感のあるピアノとの均衡も見事で、フランス室内楽の典雅な美しさを味わえる名演として評価されている。このLPのA面にはフォーレのチェロとピアノのための小品が7曲も収録されている。これは通常LPに録音される曲の最大数と思われる。特にOp.番号なしの1897年作2vcのための初見試奏曲「アレグレット・モデラート」はこれまでに見たことがなく、LPで初録音の可能性もある。この1枚でフォーレのチェロとピアノのための小品のすべてを聴くことができると思われる。B面はフランクの有名なVnソナタ イ長調を作曲者公認のジュール・デルサール編によるチェロ版で演奏。ジャック・ルヴィエの明晰なピアノのサポートを得て、静かなる情熱がひしひしと伝わるフランス室内楽の洗練された美しさを伝えている。ミュレールの静的だが節度あるヴィブラートによる室内楽的な対話性の高い録音である。
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